「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」を観て

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版B000O1OBLE

先日、アメリカ史上最大の企業破綻と言われているエンロンが崩壊するまでのドキュメンタリー映画「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」を観ました。

いやぁー、正直言って、むごいです。。

人間、ここまで金儲けのためなら、なんでもできるという風になっちゃうんですね。。

ライブドア事件が子供のように感じてしまいました。。


エンロンはアメリカの総合エネルギー取引とITビジネスを行う企業でした。

この経営陣は本当に自分のことしか考えていない典型的な無責任な人たちですね。。

日本でライブドア事件が起きた時に、エンロンとよく比較されましたが、ライブドア事件なんて子供のように感じてしまいました。

僕がこのドキュメンタリー映画を観て、エンロンが崩壊した一番の原因は時価主義会計だと思いました。

時価主義会計とは、簡単に言うと、将来これくらい利益が出るだろうという予測の元に利益を計上してしまうという会計方法です。

でも、実際は、全くそんな予測は当たることもなく、無能な経営陣の楽観的な予測の元に見せかけの利益が計上されました。

そして、赤字を出し続けていたのにもかかわらず、会計の数字上は黒字という。

なぜ、こんなことが、まかり通ってしまうのか、不思議でしょうがありませんでしたね。。

そして、エンロン崩壊のもう一つの原因は、SPE(特別目的事業体)という子会社をたくさん作り、その子会社に損失を付け替えていたということです。

エンロンの会計監査を担当していた会社はアーサー・アンダーセンでしたが、このエンロン事件での会計粉飾やその証拠隠蔽に関与していたとして、2002年に解散しました。

一番恐ろしいと思った映像は、カリフォルニアが猛暑のため山火事が起きた時に、エンロンの社員が「もっと燃えろ!もっと燃えろー!燃えれば燃えるほど儲かるゾゥ!」と言っていたシーンですね。。

山火事で送電線が機能しなくなれば、電気の価値が上がり、電気料金が急騰するからです。

つまり、エンロンが儲かるから、こんな冗談にもならないことを言っているんですよね。。

これが、アメリカを代表するような大企業の社員の言うセリフでしょうか??

ゾッとしてしまいました。。

このドキュメンタリー映画を観て、あらためて、時価総額や株価、そして、周囲の目ばかりを気にしている経営者を信用してはいけないなぁーと思いましたね。

エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか? デラックス版

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